Special Interview - 1
美味しいものを買いに行くなら日置市へ。
平成15年の開館以来、延べ650万人が訪れた日置市東市来町の物産館「江口蓬莱館(えぐちほうらいかん)」。サーフィンの聖地として有名な美しい江口浜のすぐそばにあります。同館は「江口漁業協同組合」が運営、つまり地元の漁師さんたちが営む物産館。となれば、もちろん名物は東シナ海から水揚げされる新鮮な海の幸です。美味しい魚料理が味わえるレストランも併設されており、近郊の人はもちろん、鹿児島市内からも「週末には美味しい食材を買いに」と車を走らせる人も多いとか。
同館の支配人・柿本久人さんは、この近くで生まれ育った生粋の日置人。漁師さんに囲まれて育った“海の人”。「日置市の魅力の一つが、美しい海と豊かな山があること。小学校でいろいろな地域の子供が集まってくると、海の人と山の人がいて、お互いの生活が全然違って面白かったなあ」と多様な資源を持つこの地の魅力をユニークなエピソードで語ってくれました。その言葉通り、同館をあらためて見渡すと、海の幸だけではなく、野菜やイチゴなど山の幸も多彩に。「日置市には、活きのいい海幸・山幸がたくさんあり、これらを “ひおき市ブランド”として発信していくことには大いに賛成。まだ知られていない素材もたくさんあるので、知ってもらい、この地で実際に体験してもらえたら」と夢を描きます。
同館の取り組みとしては、寿司店の仕入れなど目の肥えた客層にも対応できるように締め方等を工夫し、より鮮度の高い魚を充実させることや、自社で加工する惣菜にも力を入れてオリジナリティーを磨いていきたい、とのこと。「美味しいものを買いに行くならちょっと日置市へ」という楽しみ方がこれから広がっていきそうな予感です。
Interviewee 江口蓬莱館(webサイトへ)
支配人 柿本 久人